いよいよ明日は息子の中学校卒業式
とても熱心な親ではなかったが
3年間の成長を思い返すととても感慨深い
思い返せば4月生まれということもあり
保育園の頃はみんなを引っ張る存在だった
小さな子どもたちの中で
背も高く大きな存在でした
そのため一学年上のクラスに入れられても
頑張ってついていける
そんな子でした
小学校に入っても
大きな声でみんなを引っ張り
良くも悪くも目立つ子ども
学校に謝りに行くこともあった
保育園から続けていたサッカーから
悩みぬいた末野球を選んだ
野球を始めて
素晴らしい仲間に出会えた
仲間の素晴らしさ
尊さを知ることが出来た
もちろん反抗期もあった
真正面からぶつかり合い
引っぱたいたこともあった
私の感情を思いっきりぶつけたこともあった
どうしてこんなに思いが伝わらないのか
なぜすれ違うのか
悩みに悩んだ日もあった
誰にも言えずに苦しんだ日もあった
子育ては結果がすぐに出ない苦しみ
毎日続く苦しみ
1人で夫婦でもがき苦しんだ
もしかしたら
この苦しみを越えれば
大きな山を乗り越えたら
素敵な海が待っているかのように
明日を信じて
未来を信じて
子どもと向き合ってきた
中学校に入ってから
一緒に過ごす時間はグンと減った
部活や塾に多忙で
家にいる時間が減ったのだ
家ではスマホをしたり
ゲームをしたり
家族で過ごす時間よりも
自分の世界にこもることが増えたと思う
自分の世界が広がることで
色々な世界の住人と触れることで
グーンと大人になった
心が成長したのが目に見えてわかったのだ
彼は彼なりに大人に近づこうとしている
大人の階段を上っていたのだ
私たちは親子
一緒に過ごす時間が減っても
何を考えているのか分からなくなっても
どうしようもない怒りに震えても
それでも私の子どもなのだ
私たちは家族だ
逃げられない
逃げてはいけない
向き合わなくちゃいけないのだ
そんな私が自分から逃げている場合ではない
そんな私が私と向き合わなければ
話にもならない
子育ての15年間を振り返ると
素晴らしい母とは言えない
けれども胸を張って言おう
私はあなたの母で良かった
私はあなたを生んで幸せだったと
辛いことも
苦しかったことも
全てが幸せだったと
笑顔で言おう
明日は卒業式
母は残念ながら
あなたの晴れ姿を見ることが出来ない
家で待っている
誇らしげなあなたを家で待つ
それが私にできることだから
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